名古屋特殊鋼が取り組む理由

工業と医療分野の連携で、一人でも多くの方に快適を届けられるように。

名古屋特殊鋼では、カスタムインソールに出会うまで、自動車関連部品の金型製造に携わってまいりました。「自動車関連の金型を作っていた会社が、なぜ医療関係に?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「まずはお客様のことを第一に」という当社の信念のもと、持てる技術をカスタムインソール作りに活かしてまいりました。

「当社の技術が人々の快適につながるかも…」。きっかけは、その想いでした。

カスタムインソール事業を始める前、当社は自社技術の使い道を探っておりました。自動車関連の金型製造において培ってきた、長年のノウハウを何かに活かしたい。その想いのもと、成長産業である医療分野の調査や展示会、セミナーに参加していた折、偶然、カスタムインソールを作る方と出会いました。その話の中で、当社の技術である3Dデジタイジングがカスタムインソール製作の際に必要な技術と似ていると気づきました。3Dカメラで金型を撮影し、パソコン上で金型形状を再現。材料の硬い“はがね”を切削するデータを作成し、(作成データにより)金型を形として再現させる工程と同じように、当社のインソールも足を3Dカメラで撮影し、パソコン上でインソール形状をデザイン。材料の柔らかいEVAを切削するデータを作成し、インソールを作り出します。当社では、さらにインソールのデザインやお客様の足と靴へのフィッティングの工程に精通した企業と連携することで、良質なカスタムインソールを適正価格でご提供できるように努めております。

インソールを取り巻く日本の現状とは

欧米のようなインソール文化を。当社が目指す、足元の未来です。

「技術大国」と言われて久しい日本ですが、実はまだまだ遅れている分野も少なくありません。その一つがインソールの分野です。インソールの市場調査一つをとっても、調査企業すらも「どう調査すればいいのかわからない」という状況でした。一方、インソールの先進国であるドイツでは、インソールの必要性を早くから認識しており、子供のころから自分の足に合う靴とインソールを選んでいる人が多くいるほどです。その点、日本におけるインソールは、「消臭や抗菌目的」もしくは「身長を高く見せる目的」という認識が主流です。もちろんスポーツ・ウォーキングなど少数ではありますが、インソールの良さを実感し使用されている方もいらっしゃいます。様々な場面でインソールを使う良さを知ってもらい、笑顔でスポーツ・生活・仕事をする環境づくりが当社の役割です。

カスタムインソールが担う役割

カスタムインソールは、「人生を思う存分楽しむためのサポーター」です。

日本人の平均寿命は、女性で86.61歳、男性で80.21歳と言われています(厚生労働省 平成25年度簡易生命表)。世界の中でも1,2を争う長寿国であるのは確かですが、寿命まで健康で過ごせているかというと、それは別問題です。実際、最近では健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく、生活できる期間)を伸ばそうという目標のもと、健康増進や疾病予防、疾病の早期発見、適切な治療管理に役立てようという取り組みが行われるようになってきました。当社もカスタムインソールを通して、快適に歩くことが、皆様の健康寿命を延ばしていく一助になれればと考えております。大人になってから、正しい姿勢を身に付けることは容易ではありませんが、カスタムインソールによって補助することは可能です。立つ・しゃがむ・歩くといった動作において痛みを少なくすることで、「動くこと」を怖がることなく、少しでも長く散歩や買い物、旅行、スポーツを笑顔で楽しむお役に立てれば幸いです。